Heritage

ロイドフットウエア/ Lloyd Footwear
英国の靴は作り・素材とも最高である。 しかしながらその木型は日本人に合わないものが多く、 本来の履きごこちを知ることができなかった。 そのため、日本人に合った木型でオリジナルシューズを作れないものかと、 ノーザンプトンの靴屋を廻る内に英国でもトップランクの靴職人と出会った。 その繊細な木型作り・素材へのこだわり・縫製など 納得のいく靴として出来上がったのがロイドフットウエアとなった。
ブランドは、1980年ロイドクロージングの靴部門として発足した。 当時、グレンソン、トリッカーズ、ホーキンス、ロイドフットウエアを取扱い 1983年英国靴専門店として、青山、後に代官山、銀座に出店した。 1995年神戸に出店を予定していた時、阪神淡路大震災が発生したため 関西への出店を断念したが、23年の時を経て2018年大阪に出店した。 現在は英国靴と鞄の専門店として、銀座、大阪に直営店がある。
ロイドフットウエアは日本人の足型に会う英国靴をテーマに ノーザンプトンのトップクラスの職人へ依頼して現在も生産している。 魅力は商品に見合った価格設定、コストパフォーマンスにある。 最近、英国の大インフレのため靴は年々価格が上がっているが、ロイドフットウエアは 企業努力を行いながら製造するため、リーズナブルな価格帯を維持している。 そして、木型づくり、素材の選択、縫製など納得できるまで試作を重ねて完成する。 まさに、世界でここでしか手に入らない英国靴の逸品である。
靴に対する観念は多少高価でも足に合ったものを丹念に選ぶこと。手入れをすること。さらに修理をしながら10年、15年履き続ける道具であること。 それが英国スタイルの精神でありロイドフットウエアが伝えたい靴のあり方である。 どんなに時代や流行が変わろうともいたずらに木型を変えてしまうこともないので、 20年先でも同じ靴を同じ雰囲気のお店で購入できる安心感は魅力の一つがある。
スタイルを変えず同じ商品を作り続け維持することで、 クオリティの高い製品をリーズナブルな価格で提供する。 そして、靴の本当のサイズと履き方を浸透させる。 また、品質、サイズなど納得できないものはあえて販売しない。 製品に対するフォローとアフターケアーを完璧にする。
これがロイドフットウエアの43年間続けてきた理念です。
ロイドフットウエア ブランド小史
英国洋服の専門店内に靴コナーを設け以下のブランドの取扱いを開始
グレンソン(1977年)
トリッカーズ(1978年)
ホーキンス(1979年)
ロイドフットウエア(1980年)
ロイズドクターマーチン(1981年)
ロイドフットウエア青山店開店(英国靴専門店)
ロイズラゲージ・ロイズベルト(1984年)取扱開始
ロイドフットウエア大阪店